料理レシピサイトを運営しているクックパッド(2193)。経営陣の問題で、株価が下落していて、持ち直していたところにまた混乱が出ましたね。
このクックパッドは、私の大好きな企業の一つです。
穐田社長は続投と思われていましたが、予想に反して退任することが発表されました。
クックパッドはこの先どうなるの?
新体制発表で株価は17%下落
社長交代で、3月25日には一時17%下落の1770円まで下がりました。終値は1800円台になったものの、この日は東証1部で値下がり率で首位。
1月にも、創業者の佐野氏が経営陣に対する事業計画の見直しをつきつけてから、株価は暴落。そのあとは、佐野氏と会社側と和解したことにより、株価も戻っていましたね。
私は、あの時の暴落でクックパッドは買いだ!と思い、久しぶりに投資をしました。そのあと、和解もありましたが、2015年の決算発表があり、その好調ぶりが改めて評価され、株価も反転したんですね。
ちなみに、日経ヴェリタスの情報によると、穐田社長の退任はクックパッド社内でも「寝耳に水」だったようで、動揺が広がったみたいです。
創業者である佐野氏の「祖業回帰」と、穐田社長の「多角化」の対立で揺れているクックパッド。まだ、今後の明確な方針は出されていない。
クックパッドは営業利益率40%以上
2015年決算では、クックパッドの営業利益率は44%と極めて高い数字をたたきだしています。クックパッドに関連する本を何冊か読みましたが、同社のインターネットに関する技術力、そして「食」に対するこだわり。
そうした思いがあるからこそ、ユーザーに愛され続けるサービスを提供できているのだと思います。売り上げも右肩上がりで推移しており、利益率も半端ないですね。
5,000万人以上に利用されるレシピサイト
年間5,000万人以上に利用されているレシピサイトはほかにはありません。私も毎日利用していますが、クックパッドは利用しやすいし、レスポンスも早い。
毎日の食卓のメニューを考えるのに、クックパッドは欠かせない存在となりつつあるんですね。こうした生活に密着したサービスがすぐになくなることは考えられません。
そして、同業他社を圧倒的に突き放しているのもクックパッドの強みです。
こうした他社との優位性、いわば堀のような世界をつくることができているのは、クックパッドがこれまで培われた技術やサービスに対する努力の結晶なわけです。
決算の数字を見ていても、この会社は心底いいね!と思える、ちょっとしびれるくらいにいいなぁと思える企業でした。
クックパッドは一時的に株価の下落はありますが、それはチャンスだと思い、追加投資も検討しながら保有し続けたいと思います。
新社長の手腕にも、期待したいところですね。
では。